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藤本 健太郎

プロフィール

氏名 藤本 健太郎? / FUJIMOTO Kentaro
所属 外国語学部国際コミュニケーション学科
職名 准教授
専門分野 日本史

最終学歴

  • 2012年3月 静岡大学人文学部社会学科卒(歴史学コース)
  • 2015年3月 九州大学大学院人文科学府修士課程修了(日本史学専修)
  • 2019年3月 九州大学大学院人文科学府博士後期課程修了(日本史学専修)

取得学位

  • 博士(文学、九州大学)2019年

所属学会

  • 九州史学研究会
  • 洋学史学会
  • 日本経済思想史学会

研究活動

近世?近代の長崎県域を主な対象とした日本史研究に取り組んでいます。
(1)近世日朝関係史。日本と朝鮮との漢文の外交文書を介した両国間での異文化コミュニケーションを支えてきた人々(外交僧や儒学者)に関する研究を行っています。
(2)近代長崎を舞台とした行政史。自治体史の編纂、地方議会制度の成立などを題材として、長崎市がどのような歴史を歩んできたのか関心を持っています。

教育活動

[教育方法?内容の工夫]
視聴覚教材の活用に加え、ときにはフィールドワークも取り入れながら、受講生が日本の歴史?文化?民俗に興味関心を抱くことができる仕組みづくりを心がけます。
必要に応じてグループワークや意見発表の機会を設けることとし、知識の伝授のみに留まらない、双方向性を持った授業にしたいと考えています。

[作成した教科書?参考書]
「ボランティア通訳観光ガイド育成プログラムのモデル化」研究プロジェクト編『History and Tourism of Nagasaki in English―英語で学ぶ長崎の歴史と観光―』長崎外国語大学、2022年
プロジェクトメンバーの一人として齋藤義朗氏(長崎県庁文化振興課係長(学芸員))とともに長崎市内の観光スポットに関する解説文(日本語)の執筆を担当。

主要研究業績

著書
  • 『長崎偉人伝 松田源五郎』(単著)長崎文献社、2022年
主要論文
  • 「一八世紀後期における東向寺勤番制と倭館館守戸田頼母」『九州史学』171号、52~72頁、2015年
  • 「対馬藩朝鮮方の成立過程について―以酊庵輪番僧?東向寺勤番僧との関係を中心に―」『朝鮮学報』第241輯、85~114頁、2017年
  • 「『長崎市史』編纂事業と古賀十二郎」『長崎学』創刊号、51~71頁、2017年
  • 「以酊庵輪番制の廃止と対馬藩の対応」『日本歴史』第838号、40~56頁、2018年
  • 「西南戦争下における長崎県非常事務係の役割」『長崎学』第2号、53~70頁、2018年
  • 「長崎区連合町会の開設と展開」『長崎学』第4号、71~108頁、2020年
  • 「古賀十二郎の英学研究に関する一考察―『徳川時代に於ける長崎の英語研究』の書誌情報と「古賀文庫」収蔵洋書の検討を中心に―」(姫野順一監修?新長崎学研究センター編『資料に見る長崎英学史』新長崎学研究叢書1、114~127頁、2020年
  • 「一九世紀の対馬藩による清書役僧教導体制の再編」『多文化社会研究』第7号、95~118頁、2021年
  • 「朝鮮渡航船を介した外交文書(書契)による意思疎通―享保13年の以酊庵送使順附琴浦漂民送還使を事例として―」『新長崎学研究センター紀要』創刊号、119~131頁、2022年
  • 「群馬県下における阿蘭陀通詞稲部市五郎の顕彰活動」『新長崎学研究センター紀要』第2号、95~110頁、2022年
学会発表
  • 「慶応年間における以酊庵輪番制の廃止と日朝間外交文書往復体制の再編」『朝鮮後期倭館研究の新しい方向』シンポジウム、2016年11月18日、大韓民国東北亜歴史財団会議室
  • 「明治期長崎における衛生行政の展開」2021年度九州史学研究会大会『日本医学の近代化、その展開と国際性 ―公衆衛生?国際協力?医学教育―』シンポジウム、2021年10月16日、オンライン開催

科学研究費補助金?その他の競争的研究経費

  • 2018年度東京大学史料編纂所一般共同研究(課題名:「対馬宗家文書(江戸藩邸由来分)の基礎的研究」、研究分担者)
  • 2018年度長崎県学術文化研究費補助金(課題名:「近世初期における朝鮮通信使の聘礼と日朝両国の国際交流に関する研究」、研究代表者)
  • 2020年度東京大学史料編纂所一般共同研究(課題名:「長崎市中「本石灰町乙名本山家文書」の研究資源化に向けた調査研究」、研究代表者)
  • 2020~2024年度日本学術振興会科学研究費補助金(基盤研究C)(課題名:「幕末維新期の日朝間における情報流通とネットワーク形成―対馬宗家文書を中心に―」、研究分担者)

社会活動

  • 東京大学史料編纂所共同研究員(2018年4月~2019年3月、2020年4月~2022年3月)
  • 大村市歴史資料館運営委員会委員(2022年2月~現在に至る)

関連のあるお知らせ

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